サッカー選手も利用する日焼け止め
サッカーに限らず、夏の屋外競技は暑さが大敵です。
皆さん、熱中症にならないようにしっかり対策しながらプレイしていますが、暑さとともに日焼けにも注意しなければなりません。
実際、サッカー、野球、テニス、マラソンなどのプロ選手は、ずっと外にいるにもかかわらず、真っ黒に日焼けしているという人は少ないです。
それだけ日焼けに対する意識が高いということですが、実はプロサッカー選手の多くも日焼け止めを利用しています。
2022年に湘南ベルマーレの選手を対象に行われたアンケートによると、約80%の選手が紫外線対策として日焼け止めを利用していることがわかりました。
このアンケートの対象者は湘南ベルマーレの選手だけですが、それでも、プロサッカー選手の約8割が日焼け止めを利用しているとは驚きではないでしょうか。
紫外線を浴び続けるリスク
プロサッカー選手が日焼け止めを利用しているのは、日焼けするのが嫌だからという理由だけではありません。
紫外線を浴び続けることに健康上、大きなリスクがあることを知っているからです。
確かに真っ黒に日焼けしたスポーツ選手には、健康的で爽やかな印象を受けます。
しかし、紫外線を浴び続けるとシミやシワなどが増え、皮膚がたるみます。
さらには、白内障や角膜炎などの目の病気、また、皮膚がんなどの重い病気の原因にもなってしまうのです。
また専門的な研究によると、紫外線対策は年を取ってからより、若いうちからやった方がよいと言われています。
なぜなら、紫外線の影響は長い年月の積み重ねで大きくなるからです。
小さな子どもでも真っ黒に日焼けするほど無防備に紫外線を浴び続けるのは、健康上さまざまなデメリットがあります。
日焼けは皮膚の真皮にダメージを与えます。
ダメージを受けた皮膚は免疫力が下がり、シミ、シワ、たるみなどの肌の老化が促進されるのです。
最終的には皮膚がんにもつながることは先にも述べました。
ですので、外でスポーツをする際だけでなく、外に出る時はなるべく紫外線対策を行いましょう。
紫外線対策には日焼け止めが有効です。
日焼け止めにもいろんな種類がありますが、紫外線を防止する効果を示す「SPF」と「PA」という値に注目しましょう。
SPFはUV-B(炎症を起こす紫外線B波)、PAはUV-A(肌を黒く日焼けさせる紫外線A波)に対する効果を示します。
SPFは30以上のものを選ぶのが基本ですが、炎天下でスポーツする場合は50以上のものを選ぶとよいでしょう。
PAは「+」の数で示されますが、軽い運動で「+++」、炎天下のスポーツでは「++++」のものが目安です。
また、紫外線から目を守るにはサングラスもおすすめです。
ただし、サングラスを選ぶ際は紫外線をカットするUVカット機能付きのものを選びましょう。