残念ながら八村選手は欠場!
2023年のFIBAバスケW杯では、残念ながらNBAで活躍する八村塁選手は欠場となりました。
もし出場すれば間違いなく中心選手としての活躍が期待されただけに、多くのバスケットボールファンを落胆させました。
中には批判の声もあったほどです。
そもそもどうして八村選手は欠場したのかというと、その背景には契約上の事情があったようです。
2023年の7月にレイカーズと再契約を結んでいますが、それまでは来季どこに所属するか不透明な状況だったため、W杯に出たくても出られない、身動きがうまく取れない状況だったと言われています。
残念ですが、仕方がない部分でもあるのでしょう。
あとはコンディションの問題なども、欠場理由として挙げられています。
「死の組」とも!相手は格上ばかり
決して日本はバスケ強豪国ではないわけで、W杯レベルとなると他の出場国の多くが「格上」になるわけですが、それにしても今回のW杯では厳しい組に入ることになりました。
1次ラウンドではグループEになりましたが、日本のFIBAランキングは36位、同じE組に入ったのは同3位のオーストラリア、同11位のドイツ、同24位のフィンランドといった顔ぶれです。
このランキングから見ても、同組の国は日本よりも一枚も二枚も格上であることがわかります。
とくにドイツは同グループの「本命」と目されており、アメリカとの強化試合でも91-99と惜敗するなど勢いに乗っています。
もちろん、ランク3位のオーストラリア(先の東京五輪では銅メダルを獲得)も有力な存在で、そのため日本はかなり苦戦するのでは、というのが大方の予想です。
海外では「アンダードッグ(かませ犬)」なんて評価もありますので、ぜひそんな低評価を覆す躍進を見せてほしいところです。
河村選手に期待したい!
八村選手だけではなく、同じく日本代表のエース格として期待されていた渡邉飛勇選手も欠場を発表したのも、今回のW杯で苦戦が予想されている原因となっています。
そうなると俄然期待が集まるのが、河村勇輝選手です。
日本代表の若き司令塔とも称される彼が、どれだけ活躍してくれるのでしょうか?
Bリーグでは史上初の新人王とMVPのダブル受賞、しかも司令塔としての役割はもちろん、1試合に45得点を記録するなど抜群の得点力も持ち合わせているだけに、引き続き注目したいところです。
しかも河村勇輝選手は身長172センチと、日本人バスケ選手の基準から見ても決して高身長ではなく、この体格で世界を相手にどれだけ活躍できるのかも注目したいポイントです。
今回のW杯での彼の活躍は、現在のBリーグが世界水準でどの程度の位置にあるかを図るよい機会にもなるのかもしれません。
いずれにせよ、今回のW杯はパリ五輪を見据える重要な位置づけにもあるだけに、日本代表には悔いのない試合をしてできるかぎり良いを結果を出してほしいところです。