ラグビーワールドカップも開催

今回はフランスで開催

2019年に日本で開催されたW杯では、日本代表が大躍進しラクビーファンのみならず社会全体で大きな話題となりました。
それから4年、今回はフランスで開催されます。
今回は日本代表はどれだけ活躍できるのか、またどのチームが優勝するのか、再び日本でラクビー熱が燃え上がることが期待されます。

今大会では、自国開催となるフランスが優勝候補の筆頭格に挙げられています。
もともと世界ランキングにおいてもつねにトップクラスに位置している国だけに、自国開催のメリットを活かしてどれだけの成績を収めることができるでしょうか。
一方で、他の強豪国も負けていません。
海外のブックメーカーではもっとも優勝の確率が高いと見られているのがニュージーランドで、オッズが4倍程度、フランスはそれに次ぐ2番手の位置づけられています。
さらに前回優勝国の南アフリカ、アイルランド、オーストラリアなどが続いています。

日本はどうかとなると、オッズでは200~400倍くらいで、競馬で言うところの「万馬券」扱いと、さすがに優勝は厳しいだろうという評価となっています。
とはいえ、日本も世界ランキングで14位くらいの位置にあり、優勝はともかく上位進出の期待は十分に持てます。

W杯前に行われた日本代表の強化試合では思ったような結果は出せず、世界の壁を痛感することも多かったのですが、W杯の本番でどの程度問題点を修正してくるかが躍進の鍵を握ると言われています。
うまく機能すれば8強、さらには優勝候補の一角を崩して4強入りの可能性もある、との意見も見られます。
実際にどこまでやれるか、楽しみにしたいところです。

大会の注目選手

前回の大会では日本代表のリーチマイケル選手が注目を集めましたが、今回の日本代表では通算で3度目のW杯出場となる「スピードスター」こと松島幸太朗選手や、万能のバックスとして評価の高い長田智希、そして海外のメディアから「日本躍進の鍵を握る」と評価されているニュージーランド出身のワーナー・ディアンスなどが注目選手として挙げられます。
一方、海外の注目選手では日本と対戦することになるイングランド代表のオーウェン・ファレル選手、サモア代表のチャーリー・ファウムイナ選手、アルゼンチン代表のパブロ・マテーラ選手などが注目されています。
日本代表からすれば、注目選手というよりも「要注意選手」と言ったほうがよいのかもしれません。

他の強豪国では、南アフリカのファフ・デクラーク選手、イタリア代表のアンジェ・カプオッツォ選手も注目です。
なお、カプオッツォ選手はフランス生まれながらイタリア代表として出場するので、このあたりもラグビーW杯らしい面白さが見られそうです。
開催国フランス代表では、キャプテンを務めるアントワーヌ・デュポン選手が要注目の選手として挙げられるでしょう。
海外の注目選手の活躍も楽しみたいところです。