ビクター・ウェンバンヤマ選手の凄さ
2023年6月にNBAドラフト2023が実施され、ビクター・ウェンバンヤマ選手がサンアントニオ・スパーズから1位指名を受けました。
ドラフト全体での1位指名でもあり、この年の新人選手の中でももっとも高い評価を受けていた選手と言えます。
これだけでもウェンバンヤマ選手の凄さがうかがえますが、ドラフトにかかる前から「今回のドラフトの目玉」「いったいどのチームに行くのか」と大きな話題になっていました。
バスケットボールと言えばやはり「アメリカ人のスポーツ」のイメージが強いですが、このビクター・ウェンバンヤマ選手はフランス出身です。
しかも身長が223cmという、日本人には想像もつかないレベルの長身の持ち主です。
にもかかわらず、パワーとスピードの両方を持ち合わせているのがヴェンバンヤマ選手のもっともすごいところと言えるでしょう。
彼の凄さのなかでもとくに指摘されるのが、ブロックショットの素晴らしさです。
高身長ということもありブロック能力の高さがあるのは想像できますが、ウェンバンヤマ選手のブロックショットはしばしば「異次元」とも称されるレベルです。
単に身長が高いだけでなく、タイミングなどの面でも突出した能力を持っているとも評価されています。
それからボールのハンドリングスキルも評価されています。
こちらは背が高い(サイズが大きい)と不利になることが多いのですが、ウェンバンヤマ選手の場合、高度なボールハンドリングとドリブルのスキルの両方を持ち合わせており、相手ディフェンスをあっという間に置き去りにするスピードとともに大きな武器となっています。
ブロックショット能力で敵のシュートを防ぎ、ドリブル能力で敵のディフェンスを抜く、まさにオフェンス・ディフェンス両方ですごい選手と言えます。
ほかにも広いシュートレンジで決められるシュート力の高さなども、ウェンバンヤマ選手の凄さとして挙げられるでしょう。
ビクター・ウェンバンヤマ選手の実績
フランス出身の選手のため、おもに母国フランスで実績を重ねてきました。
2019~20シーズンに、LNB(フランスのプロバスケットボールのリーグ)のナンテールでプロデビューを果たしています。
2004年生まれですから、10代後半の段階ですでにトップチームの選手として高い評価を受けていたことになります。
その後もフランスリーグで活躍、先述したように2023年のNBAドラフトでサンアントニオ・スパーズに指名されてNBAでデビューすることになりました。
そのほか、2019年のU16ヨーロッパ選手権や2021年FIBA U19ワールドカップにフランス代表として出場するなど国際舞台での経験も豊富です。
すでに非常に高い評価を得ており、NBAでデビューしてその能力を順調に発揮することができればたちまち人気プレイヤーになることでしょう。
その意味では、人気に関してはこれから注目と言えるでしょう。