WWEの黒いロックスターと呼ばれる「中邑真輔」
地デジの放送の中で海外のプロレスの放映ってほぼないといってもいいくらいだから、海外のプロレスは目にしたことがないいという人も多いと思います。
日本のプロレスと比べるとアクロバティックでドラマティックで、ショースポーツ的に見ることができるのが海外のプロレスのいいところ・・と自分は勝手に思っているのですが、その中で切磋琢磨しスター選手として活躍しているのが中邑真輔さんです。
中邑真輔さんがWWEに移籍しすでに数年経過していますが、この中で日本人が活躍するというのは本当にすごいことだと思います。
元は新日本プロレスに所属していて、その後、WWEに移籍してスーパースター(所属)の仲間入りを果たした彼は、元々レスリング出身です。
大学でレスリングを学び、その後新日本プロレスに入ると総合格闘技系のトレーニングをしていたこともあり、格闘技を主軸とした選手として注目されます。
デビューしてたった1年4か月でIWGPヘビー級王座に挑戦、デビュー最速、最年少で王座となりました。
2006年からは海外遠征も果たし肉体改造にも成功し、蝶野選手と組んで様々な王座を奪還、封印したことから封印マニアという異名も持っています。
WWEのデビュー戦で「えげつない」といわれる
2016年、WWEのデビュー戦でサミ・ゼインと対戦し、それを見ていたWWE元解説者から「えげつない・・」といわれるほどの激闘によって勝利、その後勝利を重ねてNXTの象徴といわれるようになるのです。
日本にいれば大きな体をもったレスラーという印象ですが、海外の選手の中に入ると決して大きな体とはいえません。
しかし闘志むき出しで立ち向かっていく破壊力抜群の試合は、見るものを圧倒します。
デビュー以来、素晴らしい試合をし続け、2016年にはツイッターファン投票で決める年間表彰、NXT Year-End Awards2016で男子部門スーパースター賞を獲得、本当に日本人らしからぬスター性をもった選手です。
この年は、年間最優秀スーパースター賞も獲得しています。
プロレスラーでありながら実は芸術活動も・・
中邑真輔さんはプロレスラーでありつつ、学生時代から芸術活動を続けていたという異色の経歴を持っています。
学生時代はレスリングをしていたのですが、その際にも美術部と掛け持ちだったそうです。
彼の父も絵が得意、親類には画家がいるという芸術的センスは遺伝的なものがあるようですが、絵画展を開いたり、小学生と黒板アート制作を行うなど、積極的な芸術活動も行っています。
すでに描いた絵は100点を超えていて、芸術家としても評価を受けている異色のプロレスラーです。
日本でもその姿を見る機会が多くなれば、彼のプロレスファンとなる人はさらに多くなると思います。
強くて優しく、ユーモアもあって・・男から見ても理想的な男といえるのかもしれません。